バンズマニア — 食べて知る、ハンバーガーの世界

America

動画掲載予定

ハンバーガーは世界中で愛されるファストフードの王様。
その歴史や作り方、地域ごとの特徴まで、いろいろな魅力がハンバーガーには溢れています。
この記事では、そんなハンバーガーの魅力を余すところなく紹介しています。
知識を深めて、次の食事がもっと楽しくなるヒントが満載です。

TasteTuneでは、世界のさまざまな料理を紹介していくとともに、その料理に合った音楽も提供しています。YouTubeをはじめ、Spotifyなどの各種サブスクリプションでも配信されているので、ぜひお聞きください。

ハンバーガーとは

ハンバーガーは「挽肉を成形したパティをバンズで挟んだ料理」。簡単にアレンジが効き、安価なファストフードから高級グルメバーガー、植物由来パティまで多様に存在します。外側の香ばしさと中のジューシーさ、ソースの組み合わせが肝です。

ハンバーガーの歴史

ハンバーガーの誕生は元をたどるとなんと北アジア(ユーラシア大陸北部)のロシアなどにつながるそうです。

その始まりとなったのは、タタール人と呼ばれる遊牧民です。
彼らは限られた食材を大切に食べるため、馬や自らの体重を利用し、固い羊の屑肉などを柔らかくしていました。それがのちに「タルタル・ステーキ」と呼ばれるハンバーグの原型になりました。

しかし、このタルタルステーキはステーキと名がつくもののユッケのように加熱せずに食べる料理だそうです。
その形のままヨーロッパ諸国へ渡り、スパイスなどと混ぜ合わせて楽しまれました。
そしていつ頃今のように焼いて食べる形になったかについてですがこちらは詳しくはわかっていないそうです。

こうして焼いて楽しまれるようになったタルタルステーキは、18~19世紀ごろに結ばれたドイツからアメリカ間の航路で伝わりました。ドイツの「ハンブルク生まれ」ということでここでようやくハンバーグと呼ばれるようになりました。

その後、20世紀初頭にコネチカットの食堂でパンにはさんで食べるようになりました。これが現在のハンバーグの形になるわけです。ちなみに「ハンバーガー」と呼ばれるきっかけについてですがこちらも詳しくはわかっていないそうです。

ハンバーガーの種類

マクドナルドやバーガーキングなど世界にはさまざまなハンバーガーブランドが存在しますが、ここではその種類について紹介したいと思います。

クラシックバーガー

ビーフパティを中心に、レタス・トマト・玉ねぎ・ピクルスなどを挟み、ケチャップやマスタードで味付けした最も基本的なスタイルです。素材の組み合わせがシンプルな分、パティの焼き加減やバンズの香ばしさで差が出ます。

チーズバーガー

焼き上がり直前のパティにチーズをのせて溶かし、コクとクリーミーさを加えた人気定番メニューですね。チェダー、アメリカン、スイスチーズなど種類によって風味が変わるため、同じチーズバーガーといえどさらに様々な風味が楽しめます。

ベーコンチーズバーガー

チーズバーガーにカリカリのベーコンを加えた、旨味と塩気を強化したスタイルです。香ばしいベーコンの食感がアクセントになり、特に肉好きな人に支持されています。

ダブル/トリプルバーガー

パティを2枚、3枚と重ねたボリューム満点のタイプです。肉の存在感が圧倒的で、食べ応え重視の人に人気です。チェーン店の「メガ」系メニューや、フードチャレンジでもよく登場します。

スマッシュバーガー

パティを鉄板に押しつけて薄く広げ、高温で短時間焼くことで香ばしいクラストを作るアメリカ発祥の調理法です。外はカリッ、中はジューシーというコントラストが魅力で、近年SNS映えする料理としても話題です。

スライダー

手のひらサイズの小型バーガー。軽食やパーティフードとして提供されることが多く、複数種類を盛り合わせて楽しむことも可能です。歴史的には「White Castle(米国発のバーガーチェーン)」が元祖です。

グルメバーガー

高品質な肉(グラスフェッドビーフや熟成肉)、特製バンズ、オリジナルソースを使い、見た目や食感にもこだわった高価格帯バーガーです。盛り付けや器まで洗練され、レストランや専門店で提供されることが多いです。

ベジタリアン/プラントベースバーガー

豆類・キノコ・野菜・大豆ミートなど植物性食材で作ったパティを使っています。健康志向や環境配慮の観点から世界的に注目されており、Beyond MeatやImpossible Foodsなどの代替肉ブランドも有名です。

フィッシュバーガー/チキンバーガー

白身魚のフライや鶏肉のグリル・フライをパティ代わりにしたバリエーションです。日本ではフィッシュバーガーはマクドナルドの「フィレオフィッシュ」、チキンバーガーは照り焼き風味が人気ですね。

ご当地バーガー

各地域の特産品や食文化を反映したアレンジバーガーです。例として、ハワイのパイナップル入り、オーストラリアのビートルート入り、日本の照り焼きソースやライスバンズなどがあります。

ハンバーガーの作り方

材料

  • 牛挽き肉(脂肪比 80/20)… 約 2 × 4 oz(226g)
  • 塩(できれば粗塩)… 適量
  • 黒胡椒(粗挽き)… 適量
  • スライスチーズ(チェダー)… 2個
  • バンズ(ブリオッシュやポテトロール)… 2枚
  • レタス… 適量
  • トマト… 適量(スライス)
  • 玉ねぎ… 適量(スライス)
  • バター(無塩)… 少量
  • ケチャップ:適量
  • マヨネーズ… 適量

下ごしらえ

1. レタス・トマト・玉ねぎを準備

  • レタスは芯を取り除き、冷水でシャキッとさせてから水分をしっかり拭く。
  • トマトは種部分の水分が多いので、キッチンペーパーで軽く押さえる。
  • 玉ねぎは辛みを和らげたい場合は5分ほど水にさらし、よく水気を切る。

2. パティの成形

  • 挽き肉を2等分(約113gずつ)に分ける。
  • 手で軽く丸めて平らにし、中央を親指で軽くくぼませる(焼いたときに中央が膨らみにくくなる)。
  • 練りすぎないのがポイント。混ぜすぎるとタンパク質が結合し、硬い食感になる。

調理

1. バンズをトースト

  • フライパンやグリルで切り口を下にして中火で軽く焼き色をつける。
  • バターを少量塗って焼くと香りが増し、ソースの水分を吸いにくくなる。

2. パティを焼く

  • フライパンまたは鉄板を中〜強火でしっかり予熱する(表面温度200℃前後が理想)。
  • 焼く直前にパティの両面へ塩・胡椒を振る。
  • 片面を動かさず3〜4分焼き、きれいな焼き色(マイラード反応)をつける。
  • ひっくり返してさらに3〜4分焼く。
  • 仕上げ1分前にチーズをのせ、蓋をして蒸らしながら溶かす。

3. 焼き加減の確認

  • 安全性を重視する場合は中心温度71℃以上を目安にする。
  • 肉汁が透明に近くなれば中まで火が通っている。

組み立て

  1. 下バンズにマヨネーズを薄く塗る(パンの水分対策&コク出し)。
  2. レタスを敷く。
  3. パティ+溶けたチーズをのせる。
  4. トマトスライス、玉ねぎスライスを重ねる。
  5. ケチャップ(好みでマスタードも)をかける。
  6. 上バンズをのせて軽く押さえる。

盛り付けと見栄えアップのコツ

  • 断面を見せたい場合は半分にカットし、切り口が手前になるように配置。
  • バンズにゴマを振るとクラシック感が増す。
  • 付け合わせにフレンチフライやピクルスを添えると、写真映えも◎。
  • ナチュラルライト(自然光)で撮ると肉と野菜の色がきれいに出る。

まとめ

いろんなサイトをチェックすると、ハンバーガーは本当に奥が深いが食べ物ですね。
この記事を参考に、自分好みのバーガーを作ったり、気になるトレンドを試してみてください。
食べる楽しみがもっと増えて、毎日のごはん時間がワクワクするはず!
ぜひお気に入りの一品を見つけて、ハンバーガーライフを楽しんでください。

コメント