みなさん、パンプキンプリンを食べたことはありますか?
今月31日に控えたハロウィン、どんな料理を作ろうかと迷っていませんか?
そんなあなたにはハロウィンらしいカボチャを使ったプリンを紹介します!
秋の味覚・ハロウィンの定番として人気のあるデザートをお家でも味わってみたいですよね!
そこで、今回はパンプキンプリンについて簡単な歴史から作り方まで解説します!
この記事を読んでみんなでハロウィンに備えましょう!
パンプキンプリンとは

パンプキンプリンは日本ではカボチャプリンと呼ばれる名前通りカボチャを使ったプリンです。
洋風のスイーツでありながら家庭的な温かみを感じさせる人気デザートです。
鮮やかなオレンジ色が美しく、秋らしい彩りを添えます。
その味わいは、かぼちゃの甘みとコクを生かした滑らかさと優しさが特徴です。
カボチャはほのかな甘みを引き立たせ、卵・牛乳・生クリームを混ぜることでなめらかでリッチな食感に仕上がります。
そのため、砂糖などが控えめでも素材の味で十分に楽しむことができます。
また、このプリンは温めても冷ましてもおいしく食べることができることも魅力の一つです。
パンプキンプリンの歴史

パンプキンプリンは、もともと洋風の「カスタードプリン」と「かぼちゃ」が結びついて生まれたスイーツです。
この発想のもとになったのは、アメリカやヨーロッパで伝統的に食べられてきた「パンプキンパイ」です。
アメリカでは、17世紀に入植者たちが先住民からかぼちゃの利用法を学びます。
そして、パイ生地に詰めて焼く「パンプキンパイ」を生み出しました。
また、パイの中身(フィリング)は、かぼちゃ・卵・ミルク・砂糖・スパイスで作られます。
これは「焼きプリン」に非常に似た特徴です。
この「パンプキンパイのフィリング」が、のちにパイ生地なしでもおいしいとされ、
プリンとして独立していったのが「パンプキンプリン」の原型と考えられています。
日本では、かぼちゃ自体が江戸時代に南蛮貿易を通じて伝わりました。
一方で、「プリン(プディング)」は明治時代以降、西洋料理とともに入ってきた洋菓子です。
そのため、日本で「かぼちゃプリン」として登場するのはずっと後、1970〜80年代頃の洋菓子文化の広がりに合わせてです。
1990年代以降、日本でハロウィンがイベントとして広がるとともに、「パンプキン=かぼちゃ=ハロウィン」のイメージが強く結びつきました。
パンプキンプリンの作り方
材料(約4~5個分)
- かぼちゃ(皮と種を除く)・・・150g
- 卵・・・2個
- きび砂糖(または上白糖)・・・40g
- 牛乳・・・200ml
- 生クリーム・・・100ml
- ラム酒(お好みで)・・・小さじ1
- シナモンパウダー(お好みで)・・・小さじ1/2
カラメルソース用
- きび砂糖・・・50g
- 水・・・大さじ1
- 熱湯(カラメルを溶かす用)・・・大さじ1と1/2
- シナモン(オプション)・・・小さじ1/2(お好みで)
下ごしらえ
- かぼちゃを加熱&裏ごし
かぼちゃは種・わたを取り除き、小さめに切る。
蒸し器で柔らかく蒸す、または電子レンジで加熱(600Wで4〜5分程度)して火を通す。
熱いうちに皮をむき、スプーンかフォークで実をこそげ取る。
滑らかな口当たりにしたいなら、裏ごしまたはザルでこして粒を取り除く(特に卵液と混ぜる前に一度こすのが望ましい) - プリンカップ準備
プリンを焼く型(またはカップ)に、あらかじめバター(分量外)を薄く塗っておくと取り出しやすくなる式もあります。 - オーブンの予熱・湯煎用のお湯
オーブンを160〜170℃に予熱しておく。
湯煎焼き用に、お湯を用意しておく(焼くときに耐熱バットに注ぐ用)
作り方手順
今回はなかしましほさんのパンプキンプディングの手順をベースに、一般的なコツを混ぜて説明します。
1. カラメルソースを作る
- 鍋にきび砂糖と水を入れ、中火で加熱。
- 鍋を揺らしながら砂糖を溶かし、茶色く色づいてきたら火を止める。
- 鍋の縁からゆっくりお湯を注ぎ、鍋を揺すって溶かす。
- カップの底にカラメルを等分に注ぎ、冷やして固めておく。
2. 卵+砂糖+かぼちゃを混ぜる
- ボウルに卵と砂糖を入れ、泡立てないように軽く混ぜる。
- 裏ごししたかぼちゃを加え、よく混ぜる。
3. 牛乳・生クリームを加える
- 別の鍋で牛乳を温め(60℃前後、沸騰直前が目安)、火を止める。
- 卵+かぼちゃの混合液に、少しずつ牛乳を加えてなじませる。
- 最後に生クリームを加えてさらに混ぜ、全体をなめらかにする。
4. こす(濾す)
- 万能こし器や目の細かいザルでこすことで、滑らかさが増す。
- こすとき、ゴムべらで軽く押し付けて残りダマを取り除くとよい。
5. 型に流し入れ & 湯煎焼き
- 冷やして固めておいたカラメル入りのプリンカップに、生地を静かに流し入れる。
- 天板にプリンカップを並べ、耐熱バットまたは浅めの容器でお湯をカップの高さの1/3〜1/2くらいまで注ぐ(湯煎)
- 予熱したオーブンで160〜170℃で焼く。40〜60分が目安。
- 焼き上がりの目安は、中央を軽く触って弾力があればよい。
6. 冷ます・冷やす
- 型のまま粗熱を取り、常温 → 冷蔵庫でしっかり冷やす(数時間~一晩)
- 冷やす時間を長めにすると、味が落ち着き、なじみやすくなる。
7. 型から取り出す & 盛り付け
- パレットナイフや薄いナイフを型の縁に沿って一周させ、隙間をつくる。
- 皿をかぶせてひっくり返して取り出す。
- ホイップクリームやシナモン、ナッツなどを飾っても良い。
コツ・失敗しにくくするポイント
- 火加減に注意:牛乳を加熱しすぎて沸騰すると、卵が固まりやすくなるので、沸騰直前で火を止める。
- 泡立てないように混ぜる:卵液に空気が入りすぎると、焼き上がりに気泡や穴ができやすい。
- こす工程は丁寧に:ダマや粒を取り除くことで口当たりがなめらかに。
- 湯煎焼きが大切:湯煎により過熱を緩やかにし、焼きムラや表面の割れを防ぐ。
- 焼き時間を調整:型の大きさ・深さ・オーブンの癖によって時間が変わるので、焼き加減を見ながら調整。
- 冷やし時間を確保する:十分に冷やすことで、固まりやすく、味もなじむ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「パンプキンプリン」をご紹介しました!
これからの季節やイベントにぴったりの、ちょうどいいデザートですね。
秋の味覚であるカボチャ本来のやさしい甘みを楽しめるのが何よりの魅力です!
そして、ハロウィン文化の広まりとともに、今ではさまざまな場所で見かけるようになりました。
ご紹介したレシピを参考に手作りしてみるのも良いですし、お店やテイクアウトで味わうのもおすすめです!
あなたらしい楽しみ方を、ぜひ見つけてみてください!
当サイトではこのパンプキンパイをはじめ、秋やハロウィンにぴったりな料理を紹介しています。
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最後までご覧いただきありがとうございました!



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