ジョロフライスという料理をご存じでしょうか。
日本ではあまり聞きなじみの少ない料理かもしれませんが、アフリカの地では様々な人々から愛される定番メニューとなっています。
今回はそんなスパイシーでバラエティに富むジョロフライスを深掘っていきたいとおもいます。
ぜひ最後までご覧ください!
ジョロフライスの作り方を知りたい方は下記URLからどうぞ!
~お知らせ~
当サイトでは世界の料理を紹介するとともに、その料理を表現した曲の公開も行っています。
youtubeや各種サブスクでも配信していますのでぜひお聞きください!
また、楽曲制作の依頼も開始しました!
個人利用や店内BGMにも!
既存の料理やオリジナル料理まで幅広く承っておりますので、お気軽にご依頼ください♪
ご案内ページはこちらから!
ジョロフライスとは

ジョロフライス とは、鶏や牛の肉と野菜などをトマトベースのスープで炊き込むピラフ風のご飯料理です。
アフリカ大陸の西側、ギニア湾の北岸諸国で食されている西アフリカ料理です。
お昼ご飯などに食され、国民的メニューとして愛されています。
ジョロフライスという名前は後で紹介するウォロフ族に関係があります。
直訳すると「ウォロフ族の飯」になります。
TasteTune「Jollof rice」
皆さん、Tastetuneの音楽「Jollof rice」はお聞きになりましたか?
この音楽はジョロフライスからインスピレーションを得て、その活気あふれる風味と、西アフリカの共同体的な食文化を音で表現した、鮮やかでエネルギッシュな音楽作品です。
温かく力強いブラスとリズミカルなパーカッションが織りなす音の世界を表現していますのでぜひ聴いてみてください!
以下ではこの音楽作品に込められた思いや表現、工夫をご紹介します。
豊かな風味を音で表現:力強いブラスとリズム
ジョロフライスの一番の魅力である、トマトをベースにした濃厚で豊かな味わい。
その深みを表現しているのが、温かく響くブラスの音と、リズミカルに刻まれるパーカッションです。
アフリカンドラムの生き生きとしたリズムは、ピリッとしたスパイスの熱さや、みんなで食卓を囲むときの楽しさを思い起こさせます。音を聴くだけで、ジョロフライスを囲んで笑顔が広がる光景が浮かんでくるようです。
彩り豊かな層:ギターとマリンバ
ジョロフライスは、米、野菜、肉、スパイスが絶妙に重なり合ってできる料理です。その多彩な風味を表現しているのが、軽やかなギターとマリンバの音色。
鮮やかで弾むような音が重なり合い、一口ごとに違う味わいを楽しめるジョロフライスのように、音楽の層も聴く人を飽きさせません。まるでお皿の中に広がるカラフルな食材たちを、そのまま音で描いているようです。
祝祭と一体感:音楽が生む空気
この楽曲全体を包んでいるのは、「にぎやかで楽しいお祭り」のような雰囲気です。
ジョロフライスはただの料理ではなく、人と人をつなぎ、喜びを分け合う文化そのもの。その温かさや絆を、音楽は力強いリズムと明るい響きで伝えてくれます。自然と体が揺れ、笑顔になってしまうような高揚感があふれています。
聴覚で味わうジョロフライスの真髄
このジョロフライスをテーマにした楽曲は、BGMのように流して聴くものではなく、「料理そのものを耳で味わう」体験です。ジョロフライスが持つ「濃厚な味わい」、スパイスの「刺激」、そして「みんなで囲む喜び」が、音を通して伝わってきます。どうぞ、この音の旅に心をゆだねて、存分に「ジョロフライス」の世界を楽しんでください。
ジョロフライスの歴史

ジョロフライスの誕生はウォロフ族と密接に関係します。
ウォロフ族は西アフリカ・セネガル周辺に住む民族です。
かつては「ジョロフ王国(Jolof Empire)」という国を築いていました。
当時の主食は、地元で採れる米やキビ(ミレット)を使った炊き込み料理で、トマトやスパイスはまだ一般的ではありませんでした。
ただしこの時期から、海産物や香辛料を使った一皿料理の文化が形成されていました。
その後、ヨーロッパとの交易か始まったことでトマトや香辛料などが持ち込まれるように。
これにより、従来の炊き込みご飯にトマトのスープを加える調理法が確立されていきました。
また、セネガルの国民食 チェブジェン(Thieboudienne)から派生したという話もあります。
チェブジェンとは、魚や野菜をトマトソースで煮込み、米と炊き上げる料理です。
ジョロフライスの魚版のようですが、このチェブジェンの魚が肉に置き換わり簡易化されジョロフライスが生まれたと考えられています。
植民地時代に鉄道や港によって、西アフリカに広く知られるようになりました。
今では各地で独自のアレンジがなされ地域ごとに違ったテイストを味わえるのが特徴です。
ジョロフライスのアレンジ
ジョロフライスは地域ごとに独自のアレンジが加えられています。今回はそのうちのいくつかをご紹介します。
1. セネガル式(元祖)
先ほど少し触れたチェブジェンですね。
サバやタイなどの魚をメインに使うのが特徴です。
また野菜を大きめに切って入れたり、砕けたコメを使うという特徴もあります。
比較的マイルドな味付けではありますが、魚の旨味を味わえる一品になっています。
また、チェブジェンはUNESCO無形文化遺産に登録されているそうです。

2. ナイジェリア式
トマトソースと唐辛子をたっぷりと使い、見た目も味も濃い一品です。
チキンやビーフ、ヤギ肉など肉系が中心となっています。
スパイスはタイム、カレー粉、ローレルなど香り豊かで、炊き込み方式(米をソースで煮る)が基本です。
スパイシーで香り高い味わいが特徴 です。
また、パーティーや結婚式で必ず出てくる“お祝い料理”としても楽しまれています。

3. ガーナ式
タマネギやトマトをじっくり炒めて甘みを引き出す調理法がされています。
米を半炊きしておいてソースと合わせて蒸すことが多く、油が少なくやや優しいテイストになっています。
また、肉をはじめ魚や時にはソーセージを入れるなどの特徴もあります。
ナイジェリア式と並んで「正統派」を争う代表格と言われており、バランスがいい万人受けの一品となっています。

4. シエラレオネ/リベリア式
炒めた玉ねぎ、トマトソース、唐辛子のベースに加え、ココナッツミルクを使う調理法です。
具材に魚やエビなど海鮮も多く登場し、香りは柔らかく、マイルドな仕上がりになります。
海に面した地域ということもあり、魚介類をはじめココナッツミルクをつかうなど、地域性がバツグンに現れた一品ですね。

5. ザ・ディアスポラ版(欧米やカリブ移民コミュニティ)
オリジナルをベースに、多文化融合型という特徴をもっています。
アフリカ系移民によって欧米・カリブ海地域に持ち込まれたというのが背景です。
現地の野菜やスパイスを組み合わせてアレンジたり、ヴィーガン仕様やチーズやベーコンを加える“創作系”などもあり、より個性のあふれるバリエーションになっています。
ジョロフライスの小話
ジョロフ戦争(Jollof Wars)
これはナイジェリアとガーナが「自国のジョロフこそ世界一美味しい」と譲らずSNSやイベントで言い合う風習です。
SNSの食べ比べ動画やジョーク動画を発端として広がっていきました。
有名なエピソードとしてFacebook創業者マーク・ザッカーバーグがナイジェリア訪問時に起きた話があります。ナイジェリア式のジョロフライスを食べ、「最高だ!」とコメントしたことでガーナ側SNSが大荒れする事態になりました。
ジョロフライスは地域によっての調理法が様々です。より親しんだ地元の味が一番というのが譲れないのは頷けますね。それほどジョロフライスが愛されている証拠だと思います。
国によって「赤さ」が違う
地域によって個性の出るジョロフライスはトマトや唐辛子の量、調理時間の差で色が変わって見えます。
ナイジェリア式は真っ赤〜赤茶色、ガーナ式はオレンジ〜赤っぽい色になるそうです。
赤いほど「味が濃い」と思われがちですが、ガーナ式は意外と甘みも強いです。
ジョロフの日
ナイジェリアでは8月22日を“World Jollof Rice Day”として祝う人たちがいます。
SNSではこの日に各自のレシピや写真を投稿し、ハッシュタグ #WorldJollofRiceDay で盛り上がるそうです。
発端は2015年のSNSでの発言がきっかけです。それをブランド企業が取り入れたことで、定跡化しました。
今では西アフリカ料理の広がりとともに国際的関心も高まっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は南アフリカの料理、ジョロフライスをご紹介しました。
バラエティ豊かでスパイシーなテイストを楽しめるこの料理に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
私も調べていくうちにその魅力にひかれていくのをお腹で感じました。
日本国内ではアフリカ料理専門店などで楽しめるようですが、まだ店舗数がそれほど多くはないようです。
そんな時はぜひお家で作って楽しんでみてください。

コメント