皆さんはナカタマルという料理を知っていますか?
ナカタマルはトウモロコシ生地に具材を包み蒸し上げるニカラグアの伝統料理です!
食材のさまざまなや香りを楽しむことができ、その組み合わせは地域や家庭によって様々。
本記事ではそんなニカラグアのナカタマルについてどんな料理なのかまとめています。
ぜひ最後までご覧ください!
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ナカタマルってどんな料理?

ナカタマル(nacatamal)とはトウモロコシ生地を使ったニカラグアの国民食です。
調理には石灰処理したトウモロコシから作るマサと呼ばれる生地を使います。
このマサにさまざまな具材を包み、バナナの葉で包んで4~5時間蒸し上げます。
トウモロコシの石灰処理はニシュタマリゼーションと呼ばれます。
乾燥したトウモロコシをアルカリ性の石灰水で煮ることで、皮を柔らかくし栄養価も高める継承されてきた技術です。
ナカタマルの魅力
そんなナカタマルの最大の魅力はこれ一つで主食とおかずを兼ねることができるほどの満足感です。
理由はそのサイズ感と主食・主菜・副菜が一つにまとまっていることにあります。
具材を包むマサは他でいうご飯やパンに似た役割を持ちます。
もちっとした食感で厚みがあり、非常に腹持ちが良いです。
そんなマサに包まれているのは蒸された様々な具材です。
米、じゃがいも、玉ねぎ、トマト、ピーマンなど様々な具材が入っています。
一口食べるたびに違った味・食感が味わえますが、長時間蒸したことで一体感ある旨味となります。
肉も豚肉や鶏肉を使用していますが、塊のまま使用することが多いです。
しっかりとした食べ応えや旨味とともに、たんぱく質もしっかりとれます。
これらの理由からナカタマルは非常に食べ応えのある満足感の高い一品として親しまれています。
ナカタマルとタマル

ナカタマルを知るうえで外せない料理が一つあります。
それがタマルです。
ナカタマルとの関係を一言で表すと、「古代メソアメリカで誕生したタマルをニカラグアで独自に発展させた料理がナカタマル」です。
両者は具材を包んで蒸す料理という点は同じですが、その具材や大きさには違いがあります。
タマルは肉や豆、チーズや唐辛子を使用し、ナカタマルと比べ小さめです。
日常から屋台料理など、比較的軽めの食事として食べられています。
ナカタマルの歴史

ナカタマルの起源となる料理は、紀元前から食べられていた非常に古い料理です。
それは先ほども紹介したタマル。
タマルは約9000年前にトウモロコシを栽培するようになったことで調理されるようになります。
しかし、そのままのトウモロコシは硬く、栄養も十分に吸収できません。
そこで生まれたのがアルカリ性の水で煮る「ニシュタマリゼーション(石灰処理)」。
これにより柔らかくなったトウモロコシを生地(マサ)として様々な形に調理するようになりました。
当時のメソアメリカでは、トウモロコシは神聖な食べ物として扱われていました。
そのため、その生地で食材を包んで蒸す「タマル」は、採点や宗教儀式などで食べられました。
ナカタマルの原型であるタマルはこの時期にできたとされています。
しかし現在とは異なる点もあり、肉や食材を使用しトウモロコシの葉で包んで蒸していました。
現代ではバナナの葉で蒸しますが、当時は中南米にバナナはなかったための違いです。
また、当時は鹿や七面鳥をはじめ材料の肉は狩猟によって獲られていました。
地域で獲れる食材とトウモロコシでつくる料理がナカタマルの起源です。
スペイン人の来航

16世紀、スペインやポルトガルなどによって征服、植民地化が行われました。
この際持ち込まれた食材によってナカタマルは大きく変化します。
この際持ち込まれた食材は以下のものです。
- 豚肉
- 鶏肉
- 米
- 玉ねぎ
- オリーブ
- ケッパー
- レーズン
- 各種香辛料
これらが加わったことによってナカタマルはより豪華な食材へと発展します。
また、包む素材もトウモロコシからバナナの葉へと変化します。
バナナの葉は大きく頑丈で、料理に爽やかな香りを加えます。
そのため、現代でも定番に使用するまでに受け継がれました。
このように先住民のタマルとスペインの食材が混ざり合うことで、現代にかなり近い形となりました。
ナカタマルの確立

19世紀には、ナカタマルのレシピはほぼ現在のもの同じ形でまとまります。
- 豚肉
- 米
- じゃがいも
- トマト
- 玉ねぎ
- ピーマン
- ミント
- アチョーテ
などを組み合わせた現在の定番スタイルが広まります。
また、地域や家庭によってはオリーブやレーズン、プルーンを加えた独自レシピも生まれました。
ニカラグアの歴史研究者の間では、この料理は先住民文化とスペイン文化が融合した「最も象徴的なメスティーソ(混合文化)の料理」とも評されています。
そして現在では、ナカタマルはニカラグアを代表する国民食となりました。
調理は下準備から完成まで丸一日かかることもあるので、家族や親せきで集まって大量に作ることが多いようです。
食べるタイミングも
- 土曜日・日曜日の朝食
- クリスマス
- 年末年始
- 洗礼や結婚式などの祝い事
- 家族の集まり
など、「特別な日に家族で囲む料理」として受け継がれています。
まとめ
いかがでしたか?
今回はニカラグアの国民食、ナカタマルをご紹介しました。
ボリューミーで栄養豊富のこの料理を家族でつくってみんなで食べる。
調理法やコツとともに、家族や仲間とのかけがえのない時間もこの料理は受け継いできたと思います。
やや時間のかかる調理工程も、コミュニケーションの時間として楽しむことができる素敵な文化が込められています。
ナカタマルを食べる機会はなかなかないとは思いますが、ぜひ見かけた際やニカラグアを訪れる際は仲のいい人と一緒に楽しんでください!
少しでもナカタマルの魅力をお伝えできていたら嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!

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