皆さんはストロープワッフルを食べたことはありますか?
ストロープワッフルは、オランダを代表する伝統的な菓子です。
今では世界中で知られているこの菓子はもともとは食材を無駄にしない精神から生まれた素朴な菓子でした。
本記事ではそんなストロープワッフルの魅力から歴史まで解説していきます!
ぜひ最後までご覧ください!
~お知らせ~
料理の魅力を、音楽でも楽しんでみませんか?
TasteTuneでは、料理の味わい・香り・雰囲気・文化背景から着想を得て、その料理だけのオリジナル音楽を制作しています。
思い出の料理、好きな国の料理、大切な人に作りたい一皿などを、音楽という形で残してみたい方は、ぜひ制作案内ページをのぞいてみてください。
ストロープワッフルってどんな料理?

ストロープワッフル(Stroopwafel)はオランダで親しまれている伝統的な焼き菓子料理です。
薄く焼いた円形のワッフル生地を横半分に切り、その間にキャラメル状のシロップを挟んで作られます。
日本で一般的にベルギーと聞いて思い浮かべるベルギーワッフルとはまた違った魅力のある菓子です。
ベルギーワッフルは記事を焼き上げたふんわりとした食感が特徴です。
しかし、このストロープワッフルはクッキーのようなサクッとした食感が特徴です。
名前はオランダ語で
Stroop = シロップ
Wafel = ワッフル
を組み合わせたシロップ入りワッフルという意味となります。
また、wafelには蜂の巣の格子状の模様を表す意味もあります。
ストロープワッフルの魅力

ストロープワッフルにはいくつもの魅力が詰まっています。
一つ目が食感。
そのままの状態で食べると表面はサクッと、中のシロップの粘り気を感じます。
しかし、コーヒーや紅茶の上にしばらく置いておくとその食感が変化するのです。
ストロープワッフルはコーヒーや紅茶のカップの上に数分間のせて温める食べ方が定番とされています。
こうすることによって、シロップが溶け出来立てに近いしっとりとした食感が味わえるのです。
オランダでのストロープワッフルは、温める時間も含めて楽しむお菓子として愛されています。
二つ目が香りです。
ストロープワッフルは大きく分けて四つの香りが混ざり合っています。
- 焼き上げた小麦の香ばしさ
- バターの濃厚な香り
- キャラメルシロップの甘い香り
- シナモンなどのスパイスの香り
特に温めた時はシナモンやキャラメルの香りを強く感じることができます。
日本人にとってはどこか懐かしい香りだといわれることもあります。
三つ目はコーヒーとの結びつきです。
ストロープワッフルは単来では完成とは言えません。
それはストロープワッフルがコーヒーのお供として発展してきた歴史に由来します。
オランダでは古くからコーヒーを飲む習慣が根付いていました。
そのためオランダの人々はパンやクッキーの切れ端などからこの菓子を作りました。
この歴史からか、このワッフルの直径はマグカップの縁にぴったり乗るように作られています。
知っておくことでよりおいしく楽しめる豆知識でもありますね。
ストロープワッフルの歴史

ストロープワッフルは18世紀後半~19世紀初頭に誕生しました。
場所はオランダの南ホラント州の都市ゴーダだとされています。
そんなストロープワッフルの原型はパンやクッキーをシロップでまとめて焼いた菓子です。
当時のパン職人たちは余ったパンくずや記事を捨てずに焼き菓子にしていたのです。
このもったいない精神から生まれたのがストロープワッフルです。
この時は今ほど洗練された菓子ではなく、庶民たちが手軽に食べられる菓子でした。
原型の完成
1810年頃、ゴーダのパン職人によってこの焼き菓子は現在のストロープワッフルの原型として完成されました。
パン職人の名前はヘラルト・カムハウゼン(Gerard Kamphuisen)。
彼はイーストを使った薄い生地を使用しスパイス入りの濃厚なシロップを使用するようになりました。
この製法は現代まで受け継がれており、カムハウゼンの店は「元祖ストロープワッフル」として有名です。
ゴーダから全国へ

19世紀になると、ストロープワッフルはゴーダの市場で販売されるようになります。
多くの人々に親しまれる中でその製法はほかのパン職人たちにも広がっていきます。
各地でつくられるようになったことで、それぞれの店がシナモンの量やシロップの甘み、生地の厚さなどを工夫し、独自の味で競うようになりました。
この頃には「ゴーダを訪れたら食べたい名物」として定着していきます。
20世紀に入ると、製造機械の発達によって大量生産が可能になりました。
それまで市場やパン屋でしか買えなかったストロープワッフルが、スーパーマーケットや菓子店、カフェなどでも販売されるようになりました。
包装技術も進歩し、日持ちするようになりました。
そのため、おやつとしてだけでなくお土産としての需要も高まりました。
オランダから世界へ

20世紀以降、海外旅行が盛んになると、ストロープワッフルはオランダ土産の定番として世界中へ広まりました。
特に認知度を高めた理由として、
- オランダの空港で販売されたこと
- 観光客がお土産として持ち帰ったこと
- オランダの航空会社KLMの機内サービスで提供されたこと
などが挙げられます。
そして、発祥の地ゴーダでも伝統的な製法で焼きたてを販売する店が人気を集めています。
一方で、
- チョコレートコーティング
- ハチミツ入りシロップ
- キャラメルソルト
- ミニサイズ
- グルテンフリー仕様
など、新しいアレンジも数多く登場しています。
それでも薄いワッフルでシロップを挟むという基本的な製法は、200年以上ほとんど変わっていません。
ヨーロッパを超え、世界各国のスーパーや輸入食品店でも販売されるほど世界でも名の知れた菓子となりました。
まとめ
いかがでしたか?
本記事ではオランダの伝統的な菓子ストロープワッフルについてご紹介しました。
歴史を知ればこの記事がなぜ人気で世界でも有名なのかわかる気がします。
庶民のお菓子だったものが今では国を代表する菓子に。
しかし、日常を少し豊かにする菓子だったからこそ、200年も愛されてきたのかもしれません。
ストロープワッフルはカルディや無印良品、スターバックスなど身近なお店で買うことができます。
ぜひコーヒーや紅茶のお供に合わせて食べてみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!

コメント