その一皿に、音という物語を。 TasteTuneは、料理から音楽を生み出します。

アメリカンピザ♪ピザの起源からアメリカ独自の魅力を解説【アメリカン料理】

皆さんはアメリカンピザを食べたことがありますか?

アメリカンピザはアメリカで独自に発展したピザのことです。

地域によって様々な種類が存在し、イタリアンピザとは違った魅力を持っています。

今回はそんなアメリカンピザの魅力や歴史を解説していきます!

ぜひ最後までご覧ください!

~お知らせ~

料理の魅力を、音楽でも楽しんでみませんか?

TasteTuneでは、料理の味わい・香り・雰囲気・文化背景から着想を得て、その料理だけのオリジナル音楽を制作しています。

思い出の料理、好きな国の料理、大切な人に作りたい一皿などを、音楽という形で残してみたい方は、ぜひ制作案内ページをのぞいてみてください。

目次

アメリカンピザってどんな料理?

アメリカンピザとは、アメリカの地域ごとに独自に発展したピザ文化のことです。

何か一つの料理を指す言葉ではなく、アメリカのさまざまなピザの総称を意味します。

そんなアメリカンピザの特徴は生地の厚さや食感、トッピングなど、さまざまなスタイルが存在することです。

使用する具材はもちろん、形にも様々な種類があり、テイストだけでなく見た目でも楽しむことができます。

アメリカンピザのバリエーション

アメリカンピザは地域によってたくさんの種類が存在しています。

すべて紹介していくのは骨が折れるので今回は特徴的なものを四つご紹介します。

① ニューヨークスタイルピザ(New York-style Pizza)

ニューヨークスタイルの画像

ニューヨークスタイルピザは、大きく薄い生地が特徴のピザです。

トマトソースとモッツァレラチーズを中心としたシンプルな構成が定番です。

トマトの酸味とチーズのコクを中心とした味わいを楽しめます。

また、ペパロニ(Pepperoni)をトッピングとして追加したものも人気があります。

ペパロニはひき肉に香辛料を混ぜ、腸に詰め乾燥させたアメリカ発祥のソーセージです。

全体として薄い生地と具材のバランスがよく、大きな一切れでも持ちやすく、手軽に食べられることも特徴です。

ニューヨークでは、ピザを一切れ単位で販売するスタイルも広く親しまれています。

② シカゴスタイル ディープディッシュピザ(Chicago-style Deep-dish Pizza)

シカゴスタイルの画像

シカゴスタイルのディープディッシュピザは、深さのある型を使って焼き上げる、厚みのあるピザです。

高い縁のある生地の中にひき肉やチーズなどの具材を詰め、トマトソースで蓋をするような構造が特徴です。

ほかのピザと異なり厚い層を持つため、切った断面の衝撃は唯一無二でしょう。

チーズのコクと肉の旨味、トマトの甘酸っぱさが一体となり、満足度の高い一品です。

生地にも厚みがあり、パンやパイを彷彿とさせます。

一切れでもボリュームがあり、一般的なピザとは違った存在感を楽しめます。

③ デトロイトスタイルピザ(Detroit-style Pizza)

デトロイトスタイルの画像

デトロイトスタイルピザは、四角形の深い型で焼き上げるピザです。

厚みのある生地と縁まで広がったチーズが特徴で、一般的には四角く切り分けて提供されます。

最大の特徴はふっくらとした生地と香ばしく焼けたチーズとの対比です。

型いっぱいにチーズを広げることで、チーズが高温の型に触れ表面がカリッと焼きあがります。

一方、生地の内側は柔らかく、パンのような食感を楽しめます。

厚い生地による食べ応えに加え、チーズの香ばしさや食感の変化も味わえる個性的なピザです。

④ カリフォルニアスタイルピザ(California-style Pizza)

カリフォルニアスタイルの画像

カリフォルニアスタイルピザは、伝統的な組み合わせにとらわれず、多様な食材を取り入れるスタイルです。

新鮮な野菜や鶏肉、ゴートチーズなど、一般的なピザではあまり見られない食材を組み合わせます。

生地は薄めのものも多く、具材の個性を生かした仕上がりが特徴です。

味わいはトッピングによって幅広く変化します。

例えば、野菜を中心としたピザでは、素材の甘みや爽やかな風味を楽しめます。

鶏肉やクリーミーなチーズを組み合わせれば、うま味やコクも加わります。

定番のピザと比べると、食材の組み合わせや風味の意外性を楽しめる点が魅力です。

アメリカンピザの歴史

ピザの起源

ピザの歴史はイタリア南部の都市ナポリを中心に進んでいきます。

最初にピザの原型となったのは小麦粉を平たく練って伸ばし焼き上げた料理です。

古代から地中海地域ではこのパンに似た料理が食べられていました。

直接的な起源ではありませんが、このパンに具材を加えていくことで後のピザになったとされています。

18世紀から19世紀になると、ナポリではこのパンにトマトなどを乗せて焼き上げるようになります。

当時のピザは手頃な価格で食べられる身近な料理であり、街中で販売されました。

この時代のピザは現代のアメリカンピザと比べると小ぶりでした。

生地の中央部分を柔らかく仕上げるスタイルも特徴です。

そして、イタリアのピザを語るうえで欠かせないのがマルゲリータです。

マルゲリータには、名前に関するちょっとした逸話が残されています。

それがマルゲリータは王妃の名前から付けられたというものです。

1889年、ナポリのピザ職人が王妃マルゲリータのためにトマト、モッツァレラチーズ、バジルを使ったピザを作りました。

このピザは赤・白・緑の組み合わせでその色合いからイタリア国旗を連想させました。

そのため、王妃の名前にちなんでマルゲリータという名前が付けられました。

この話に確証はありませんが、イタリアでは一般的なある種の伝説として語られています。

ピザがアメリカに上陸

ニューヨークでの販売イメージ

19世紀後半になると、多くのイタリア人が仕事や生活を求めてアメリカへ移住しました。

なかでも南イタリア出身者が多く、彼らは故郷の料理や食文化も新天地へ持ち込みました。

ピザもそのひとつです。

アメリカに渡ったピザはイタリアの伝統を受け継ぎながらも、現地の環境に合わせて変化していきます。

当初、アメリカでピザを食べていたのは、主にイタリア系移民のコミュニティでした。

ニューヨークなどは元々イタリア系住民が多い地域です。

そのため、故郷の味を再現する料理としてピザが作られ、販売されるようになります。

そして、飲食店でより多くの客に提供するため、生地の大きさや焼き方、トッピングにも工夫が加えられました。

使用する具材や設備、販売方法までも現地の食材や環境に影響を受けました。

こうした変化はイタリアからの技術をもとに、地域ごとの工夫が積み重なって起こりました。

この時期がイタリアの伝統的なピザとアメリカンピザが分かれていく出発点となります。

イタリアで生まれたピザはアメリカにわたり独自に発展します。
その一方でイタリアでもピザは進化を遂げ、今では様々な種類が存在しています!
より詳しくイタリアンピザについて知りたい方は下記リンクからお楽しみください!

イタリアンピザの種類と人気メニュー徹底比較|調布市のイタリアンならBarry’s

ニューヨークスタイルの発展

アメリカに伝わったピザは独自の進化を遂げていきます。

代表的なものがニューヨークスタイルのピザです。

ニューヨークスタイルはナポリスタイルに影響を受けているといわれます。

そのため、トマトやチーズをのせて焼き上げる点は同じです。

しかし、大きく異なる点があり、それはその見た目です。

ニューヨークスタイルは生地が薄くナポリスタイルよりも大きいのが特徴です。

これは生活のなかで気軽に食べられる料理として発展した背景が関係します。

ピザを一切れずつ販売する方法や折りたたんで食べるアメリカの独自性が影響したのです。

このように、イタリアのピザをもとに変化したことは、独自のピザ文化を形成する重要な要素となりました。

アメリカ独自のピザ

シカゴスタイルとデトロイトスタイル

20世紀前半から中頃にかけて、アメリカでは地域ごとのピザ文化がさらに発展します。

この時期に登場した代表的なスタイルが、シカゴスタイルのディープディッシュピザです。

シカゴスタイルは1943年、シカゴの「Pizzeria Uno」の開店と結び付けられています。

このピザは深い型に生地を敷き、チーズや肉類などの具材を重ね、トマトソースを乗せて焼くのが特徴です。

薄い生地を中心とするナポリスタイルやニューヨークスタイルとは大きく異なります。

厚みのある生地と豊富な具材によって、食事としての満足感を高めています。

その他にも、アメリカ各地で独自のピザが発展していきます。

他にはデトロイトスタイルも有名です。

四角い型で厚みのある生地を焼き、縁のチーズを香ばしく仕上げるスタイルとして知られています。

こうした地域独自のピザは、地元の飲食店や食文化を背景に発展しました。

戦後のピザ文化の拡大

第二次世界大戦後、ピザはイタリア系移民のコミュニティを超えて、アメリカ国内で広く親しまれる料理へと成長していきました。

戦後、イタリアへ赴いたアメリカ兵が、帰国後もその味を求めるようになりました。

このことは、アメリカにおけるピザ文化を拡大させた理由のひとつとして知られています。

また、各地へピザ店が広がり、外食や持ち帰りで楽しめる料理として定着したことも理由の一つです。

この時期以降、ピザは家庭やレストランで食べられるだけでなく、友人や家族と分け合う食事としても普及しました。

さらに、冷凍ピザや宅配サービス、大規模なピザチェーンの発展によって、ピザはより身近な料理になっていきます。

アメリカでは大きさや多彩なトッピング、厚い生地のピザなど、さまざまなスタイルが商業的にも発展しました。

こうしてピザは、イタリアにルーツを持ちながら、アメリカの生活様式や食文化にも深く根付いた料理となりました。

世界に広がるアメリカンピザ

ニューヨークとピザ

現代のアメリカンピザは、特定のレシピに限定されない、多様なスタイルの総称として親しまれています。

ニューヨークスタイルやシカゴスタイル、デトロイトスタイルなどの地域色豊かなピザに加え、さまざまなトッピングやソースを取り入れた創作ピザも親しまれています。

また、アメリカで発展したピザチェーンや冷凍ピザなどを通じて、アメリカ式のピザは世界各地に広がりました。

アメリカンピザはイタリアの伝統とアメリカでの独自の発展が重なり合った料理となったのです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次